相続のサイトで実際にあったテクニカルSEOの問題
相続のサイトのSEOを行っていて、実際にあったテクニカルSEOの問題について記載します。
良質な情報の掲載を続けているのにアクセスが増えないと悩んでいらっしゃる場合は、ここに記載しているようなテクニカルSEOの問題がある可能性がありますので、確認されると良いでしょう。
目次
- 1 ページの表示スピードが非常に遅い
- 2 画像だけのページをインデックスさせていた
- 3 タイトルタグが全ページ同じになっていた
- 4 タイトルタグに「税理士」が5回も記載されていた
- 5 www有り無しやindex.htmlなど正規化されないファイル名でアクセスできる
- 6 関連サイトのテンプレートからリンクが設置されていた
- 7 相続サイトでよく見られるテクニカルSEOの問題
- 8 クロールやインデックスの問題
- 9 ページ表示速度の問題
- 10 重複コンテンツの問題
- 11 内部リンク構造の問題
- 12 定期的なテクニカルSEOのチェックが重要
- 13 集客を行う大前提はGoogleのスパムポリシー違反が無いこと
- 14 相続のサイトはコンテンツよりもテクニカルな問題の方が多い
ページの表示スピードが非常に遅い
相続に関連するとても良質なコンテンツを掲載されていたのに、アクセス数が低迷していたサイトの事例です。

パソコンのサイトの表示スピードです。ページの表示スピードはページスピードインサイトで計測することができます。通常、パソコンのサイトの表示スピードは70点以上になりますが、34点ととても遅い表示スピードでした。

スマホの表示スピードです。8点と言うのはかなり表示スピードが遅く、検索結果に表示されて、リンク先をタップしてもページが表示されるのを待ち切れずにユーザーは戻るボタンを押してしまうようなページです。
どんなに良質なコンテンツがあったとしても、ページが表示される前にユーザーが戻るボタンを押してしまうようなページを検索結果の上位に表示してもユーザーは自身の疑問や質問の回答に到達できないので、このようなページを検索結果の上位に表示することはありません。
Googleはユーザー体験(UX)も検索順位の評価項目に含めていて、ストレス無く快適なサイトの方が検索結果では上位に表示されます。
Googleはモバイルファーストインデックスでモバイルページを元にランキングの評価をしていますので、スマホページの表示スピードが極端に遅く、ページが表示するのを待ち切れないようなサイトを放置しているのは致命的な問題です。
Elementorが表示スピードを遅くしていた
Elementorは感覚的にページのデザインやレイアウトを行うことが出来るWordPressのプラグインです。ページデザインが出来ない人でも自由にレイアウトが出来るプラグインですが、このプラグインのせいで表示スピードが極端に遅くなっていました。
プラグインを無効化すると表示スピードは一気に改善しました。

Elementorを無効化すると、ページレイアウトが崩れるのを修正した後の表示スピードです。この修正によりアクセスは劇的に改善し、その後も改善を続けた結果、ほとんど無かったお問合せが1ヶ月50件超になりました。
画像だけのページをインデックスさせていた
Googleはページに記載されているテキストを評価して検索結果に表示します。これがテキストの全く無いページを大量にGoogleにインデックスさせようとすると、Googleはサイト全体を低品質なサイトと判断してしまい、低評価を受けて、他の良質なページも検索結果の上位に表示出来なくなります。
All in One SEOのメディアをインデックスする設定になっていた
All in One SEOは日本ではかなり利用されているSEOプラグインですが、設定を間違えるとかなり悪影響が出ますので、注意が必要です。
All in One SEOの設定で「メディア・添付ファイル」をインデックスする設定にしていると、上記のような全くテキストの無いページが大量にGoogleに対してインデックスさせるようになってしまって、「クロール済-インデックス未登録」に大量の画像だけのページが表示されていました。
画像だけのページをAll in One SEOのsitemap.xmlでも送信する設定になっていて、Googleに対して低品質なページを積極的にクロールすることを促すような設定になっていました。
この設定を修正して、sitemap.xmlの送信も停止しました。

「メディア・添付ファイル」をnoindexに設定しました。

「メディア・添付ファイル」をnoindexにして、sitemap.xmlの送信を停止したことで、Search consoleの除外ページが激減して、Googleが低品質と考えていたページが減少していることが分かります。
このサイトは主に広告からの集客に頼っていましたが、広告、自然検索合わせてお問合せが1ヶ月50件弱になりました。
タイトルタグが全ページ同じになっていた
タイトルタグはページに記載されている情報をGoogleに適切に伝える重要なタグです。
このタイトルタグが全ページ同じになっていると、個別のページに記載されている内容がGoogleに適切に伝わらず、せっかく良質なコンテンツの掲載をしていても、適切に評価されません。
ページ個別のタイトルになっていないと、個別ページで集客出来たはずのユーザーが集客出来ず、サイト本来パフォーマンを発揮することが出来ません。
タイトルタグが正しく記載されているかは、ブラウザ上で右クリックして「ページのソースを表示」→「Ctrl+F」で検索窓が表示されるので「title」で「Enter」を押せばページのtitleに何が記載されているか分かりますので、ページ個別のタイトルになっているか確認してみましょう。
タイトルタグに「税理士」が5回も記載されていた
タイトルタグに限らず、「同じ単語を不自然に繰り返す」ことをキーワードの乱用としてGoogleはスパムに関するポリシーで禁止しています。
タイトルダクは通常30文字程度で記載するものですが、このサイトの場合、50文字程度ありましたが、このタイトルで5回も「税理士」が記載されているのは明らかに不自然です。
このように不自然にキーワードを記載するとGoogleから低評価を受けます。
www有り無しやindex.htmlなど正規化されないファイル名でアクセスできる
https://yourdomain.com/が正規のURLの場合、https://www.yourdomain.com/やhttps://yourdomain.com/index.htmlやhttps://www.yourdomain.com/index.htmlでもページが表示される状態では、Googleの評価が分散してしまい、せっかくのコンテンツを適正に評価してもらえません。
wwwやindex.htmlでページが表示される場合は制作会社に301リダイレクトの設定をしてもらいましょう。
関連サイトのテンプレートからリンクが設置されていた
「税理士」のサイトと、「相続税」のサイトや「司法書士」や「行政書士」のサイトと、「相続」のサイトを別のサイトで運営するのは、サイトテーマの統一の観点からも自然なことで有効な施策です。
しかし、税理士のサイトや司法書士、行政書士のサイトのサイドバーやフッターからリンクすることは、Googleのリンクスパムの「さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク」に該当するリンクです。
リンクはGoogleの強いランキング要因なので悪影響も大きい
Googleはそのサイトへ向けて貼られたリンクをそのサイトへの人気投票のように評価する強いアルゴリズムがあります。
しかし、リンクは不正によってランキングを操作することが比較的簡単に出来るので、不正が発覚すると強いペナルティを課されることがあります。
サイト運営されている方も、ホームページ制作会社も何の疑いも無く、リンクを設置してしまいますが、1つのサイトから大量に貼られるリンクは組織的な不正投票のように判断されますので、とても危険です。
リンクスパムに該当するリンクは削除するかnofollowにするかリンク否認する
関連サイトへのサイドバーやフッターからのリンクは削除出来る場合は削除するのが最も良い方法です。削除出来れば、Googleからの評価が改善するのも早くなります。
ただ、関連サイトとしてリンクは残しておきたいとお考えになる事務所も多いので、その場合は、リンクにnofollowを記載してリンクをランキングに評価に含めないようにする記載をするか、リンク否認を行い、無効化するようにGoogleに要請することが出来ます。
リンススパムの悪影響はかなり長期間に及びます
他のガイドライン違反はページを修正してしばらくすればランキングが大きく改善しますが、リンクスパムは削除やnofollowやリンク否認を行っても、検索順位が改善するのにはかなりの時間を要します。
Googleの発表では、数ヶ月と言っていますが、実際に私の経験では、大量にリンクを購入していたサイトでは7年かかったサイトもありますし、11年経過してもまだペナルティが完全に解除されないサイトもあります。
これは、ページの修正は頻繁にクロールされるのですが、リンクはなかなかクロールされず、リンクの変更をインデックスするのにとても長い時間を要するためです。
実際にSearch consoleから最新のリンクをダウンロードすると2016年が最終更新日になっているリンクが大量にあるサイトもあります。つまり、7年間クロールされていないリンクがあるのです。
これ程リンクスパムは厄介な問題をはらんでいますので、リンクの設置には注意が必要なのですが、ホームページ制作会社も事の重大性はあまり認識されていません。
相続サイトでよく見られるテクニカルSEOの問題
相続に関するホームページでは、コンテンツの内容だけでなく、サイトの技術的な構造が検索順位に大きく影響します。どれだけ有益な情報を掲載していても、検索エンジンがページを正しく認識できなければ、検索結果で上位表示されることは難しくなります。
テクニカルSEOとは、検索エンジンがサイトをクロール(発見)し、インデックス(登録)し、理解できるようにするための技術的な最適化のことを指します。
特に相続サイトでは、次のような技術的な問題が原因で検索順位が伸びないケースが見られます。
クロールやインデックスの問題
検索エンジンはクローラーと呼ばれるプログラムを使ってWebページを巡回し、ページを検索結果に登録します。しかし、サイト構造や設定に問題があると、重要なページが検索エンジンに認識されない場合があります。
例えば次のような問題です。
- robots.txtの設定ミス
- XMLサイトマップの不備
- noindexタグの誤設定
このような設定ミスがあると、検索エンジンがページを認識できず、結果として検索結果に表示されないことがあります。クロールやインデックスの問題は、サイトの可視性を大きく低下させる原因になります。
ページ表示速度の問題
ページ表示速度もSEOに影響する重要な要素です。サイトの表示が遅い場合、ユーザーが離脱しやすくなるだけでなく、検索順位にも悪影響を与える可能性があります。
ページ速度が遅くなる原因としては、次のようなものがあります。
- 画像サイズが大きすぎる
- 不要なスクリプトやプラグイン
- サーバーの性能不足
ページ表示速度はユーザー体験にも直結するため、画像の圧縮やキャッシュの活用などの対策が重要です。
重複コンテンツの問題
相続サイトでは、似たテーマの記事が増えることで重複コンテンツが発生することがあります。
例えば、
- 相続手続き
- 相続税
- 遺産分割
など、関連テーマの記事を増やしていくと、内容が似てしまうケースがあります。検索エンジンは重複コンテンツを正しく評価できない場合があり、検索順位に影響する可能性があります。
そのため、記事ごとにテーマを明確にし、ページの役割を整理することが重要になります。
内部リンク構造の問題
相続サイトでは記事数が増えるほど、内部リンクの構造が重要になります。内部リンクが整理されていない場合、検索エンジンがサイト構造を理解しにくくなり、重要なページの評価が十分に伝わらない可能性があります。
例えば次のような問題があります。
- 関連記事同士がリンクされていない
- 重要なページにリンクが集中していない
- カテゴリ構造が整理されていない
内部リンクを適切に設計することで、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなり、SEO効果を高めることができます。
定期的なテクニカルSEOのチェックが重要
相続サイトは記事数が増えるほど構造が複雑になり、テクニカルSEOの問題が発生しやすくなります。そのため、定期的にサイトの技術的な状態をチェックすることが重要です。
具体的には、
- クロールエラーの確認
- ページ表示速度のチェック
- 内部リンク構造の整理
- 重複コンテンツの確認
などを定期的に見直すことで、検索順位の低下を防ぐことができます。SEOではコンテンツだけでなく、こうした技術的な基盤を整えることが検索結果での評価向上につながります。
集客を行う大前提はGoogleのスパムポリシー違反が無いこと
Googleは検索エンジンを欺く行為をしないようにスパムポリシーを公開しています。
検索エンジンを欺いて、検索順位を操作出来てしまうと、ユーザーにとって価値あるページが検索結果の上位に表示されて、不正を行ったサイトばかりが検索結果の上位を独占してしまうので、そのような行為を行っているサイトに対してGoogleはペナルティを課します。
ホームページ制作会社には、このスパムポリシーを十分に認識していない会社があります。これまでの経験からすると、かなりの制作会社がスパムポリシーを十分に理解していないと感じています。
スパムポリシー違反のホームページが納品されてしまうと、どれだけ良質なコンテンツを公開していても、Googleからの集客はほとんど出来なくなってしまいます。
ホームページ制作を依頼する場合は、制作会社がGoogleのスパムポリシーを十分に理解しているか確認しましょう。
ただ、依頼者もスパムポリシーについての知識が無いので、制作会社が「理解していますよ」と回答すれば、それを信じるしか無く、スパムポリシー違反のホームページが納品されても、それを正すことは出来ないので、業者選定はかなり難しいものになってしまいます。
弊社では、スパムポリシー違反をしない制作会社さんと提携しておりますので、良質なコンテンツの追加を行えば確実にアクセスが増えて行くホームページ制作を行っています。
相続のサイトはコンテンツよりもテクニカルな問題の方が多い
相続のサイトを運営されている方達は、相続の専門家なので、法律の解釈や発生する問題に対して良質なページを公開されていることが多いので、コンテンツが低評価になっていて、アクセスが低迷するようなことはあまりありません。
掲載されているコンテンツの踏み込みが競合サイトよりも浅いことがあったり、ユーザーの検索意図と少しズレていることはありますが、コンテンツが致命的な問題になってアクセスを稼げないと言うことはほとんどありません。
相続のサイトのアクセスが無いとかお問合せが無いとお悩みの場合のほとんどはテクニカルSEOの問題です。
テクニカルSEOの問題をSEOに詳しくない人が対応するのは難しく、下手な対応をするとかえって問題を複雑にすることがありますので、専門家に依頼されるのが良いでしょう。

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。









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